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第4章 四

「苗ちゃん、ここ舐められるの好きなんでしょ？」

　そう言いながら陽向は私の両膝を掴んで、ぐいっと開かせる。

「そういうわけじゃ……！」

「でも今日会議室で好きそうにしてたよ。今度はじっくりことことと舐めてあげるからね……」

　ふふふ……と意味深に笑いつつ、そのまま陽向は私の股の間へ顔を埋める。何だその煮込む的な発言は。それってスープ的な奴だろ。CMだろ。

「い、や……」

　恥ずかしくなり、慌てて陽向の頭を掴む。だが、すぐに舌先で蕾をチロチロと舐められて、ビクッと反応した。

「ぁん……」

　それを陽向が、意地悪に目を細めながら見る。相変わらずれろれろと蕾だけを舐め続け、暫くしてちゅうっと強く吸い付く。

「あぁん……」

　このままだと、またすぐに果ててしまう……。体を仰け反らせながら、私は襲ってくる快感に喘いだ。

「エッチな体だね。またすぐイっちゃうの？ここもとろとろだよ」

　そう言って陽向は、膣孔へ指を一本差し込む。一本じゃ物足りないぐらいだ。けど、一緒に蕾を吸い上げられて、私は両膝をビクビクと痙攣させた。

「あっ……あぁん……」

　蕾をちうっと吸い上げられて、遠慮なく指を抜き差しされる。……本当にもうイってしまう。恥ずかしい。こんなにまた早く……。

「ああっ！」

　我慢出来ずに果ててしまい、私は朦朧とする意識の中、乱れた呼吸を整えながら、陽向へ視線を向けた。からかわれる……そう思った。

「苗ちゃん……もう一回ね？」

　だがにこりと笑って、また蕾へ吸い付きながら陽向が指の抽送を始める。その光景に私は顔を青ざめ、悲痛に顔を歪めるしかなかった。

「ちょっと待って！もう無理！ああっ……」

　陽向は怒らせると怖い。続けて襲ってくる快感に体をよがらせながら、初めて私は思い知った――……