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陽向の恋
第1章 プロローグ
「陽向なの……?何をしているの……?」
鼓動を速めながら、質問する。と、爪先で擦られていた両乳首を解放され、ホッとしたのも束の間。再びむぎゅっと両胸を鷲掴みされて、冷や汗を滲ませた。
「苗ちゃんのおっぱい、気持ちぃ~」
そう言いながら、私の背中へ頬擦りする陽向。その子供の様な行動に困惑するも、
「陽向……?何を言って……」
鷲掴みされたままもみもみと揉み込まれ始めて、また体をよがらせた。
「ちょっと、こら……ダメだってば……」
一体陽向は何でこんなことを!まるで母親の胸を悪戯に触る幼児の様にも見えるし、思春期の男の子にも見える。どっちが理由?悪戯?それとも……。
「あっ……だめ……」
やわやわと繰り返し鷲掴みされる両胸に恥ずかしさを感じながらも、陽向の両手を引き離そうとする。だが、後ろから、
「ねぇ、苗ちゃん、苗ちゃんのおっぱいは俺のだよ?だれにも触らせちゃダメだからね!」
陽向がそう告げると、そのまま黙り混んだ――……