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陽向の恋
第6章 六
「陽向……もう、行かないと……夕食の時間だから……」
「……」
両胸をぶつかり合う様に揉み込まれ、ちゅ……ちゅ……と淫らな音を立てながら乳首を吸われるも、私が言うと陽向は渋々と胸から顔を離し、ニットから頭を出した。
「絶対……絶対に夜、部屋に来てよ?」
念を押すように言うその顔は真剣で、まるで拗ねた子供。
「……はい……」
緊張しながら返事をする私は、陽向に逆うことが出来ずにごくっと唾を飲む。……夕食の時は、花菜とひっそりはしっこで食べよう。加地課長とは話さないように。そう思いながら、乱れた衣服を整えた。