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異形疾病
第5章 ドクター「K」
俺ははっきりと、彼に欲情している。
あの濡れたスパッツ越しの異形の体に興奮している。
彼の肥大した股間を生で見たい。
めくれ上がったデカイ肛門を見たい。
大量の脱糞シーンをこの目で見たい。
糞を漏らしながらイキまくる姿を見ていたい。

その糞まみれの肛門に
何度も何度もぶち込みたい──。


日を追うごとに、躊躇より欲が勝っていった。


なんとか仕事のやりくりをして、ようやく連休を取った。
職場では小旅行にでも行くような素振りをしつつ、ワセリンの用意しかしなかった。

「ろくなもん食ってないんだろ? また何か作りに行くよ」

そうメールすると、

「ありがとう。楽しみにしてる」

と短い返信があった。
食材を買い込み、彼の小さな部屋へ向かった。


肥大した股間をゆさゆさと揺らしながら出迎えてくれた彼は、今日も少し眠そうな顔をしていた。
発情で血液が常に股間に集中するため、患者は皆、四六時中眠いのだ。

…珍しいね…連休って…

「おー。やっと人の補充があったからな」

…そっか……今日は、なに作るの…

「すき焼き」

…おぉぉ……

なんだそのリアクション、などと笑いながら食材を広げ、早速作り始めた。
彼はまったく料理をしないので、これも入れるの?とか旨そうとか言いながら見ているだけの、愛すべき役立たずだ。

あとは弱火でコトコト火が通ればできあがり、というあたりで、ふと彼がトイレに行った。
そんな雰囲気でもなかったが脱糞か?と思い、慌ててドア越しに「大丈夫?」と声をかけた。
どうやらスパッツを脱いで放尿しているようだ。
ホッとした。
脱糞はできれば食後の方が、その後の流れに持ち込みやすい。

「事前にわかるんだな、しょんべん」

…んー……なんとなくわかって間に合うときもあれば…いきなり漏れちゃうときも…

「そっか。まぁ仕方ない」

いきなり漏らすのも可愛いと思ったが言わなかった。

待ちきれずノンアルコールビールで乾杯し、俺はキッチンで立ったまま、彼は居間に座ってほうれん草の白和えをつまみながら呑み始めた。
鍋敷きを用意させ、アツアツの鍋を置いて蓋を開けると、旨そうな湯気がもわっと立ちのぼった。

…おぉぉ……

眠気が少し晴れたような彼に思わず笑った。
「さぁ、遠慮なく食え」と言って、お互い熱々のしらたきや肉を頬ばった。
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