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異形疾病
第3章 空港にて
「ゆっくり呼吸して、常に肛門を広げるようにイメージしましょうね」

「○○年○月○日、○時○分、脱糞開始」
動画担当の職員が今日の日付を録音している。

出始めは固さのある太い糞便が、緩んだ肛門からめりめりと出てくる。

「…ああぁあぁぁ……はぁぁああぁ……」

糞便が肛門を通過する感触に、患者はまた体を震わせながら快感の急坂を昇っていく。

「そう、お上手ですよ。力を抜いて肛門を開きっぱなしにしましょう」
「…はぁぁぁ……はぁぁあぁぁぁ…ああぁぁ…」

肛門から床のビニールシートに届くまで太い糞便が途切れなく続いたときは、職員たちから歓声が上がった。

「すごい。お上手ですよ。その調子」
「ちゃんと録れてるよな?」
「はい、バッチリです」

写真担当の職員もしきりにシャッターを切り、ベッド脇のモニターに接続して今撮ったばかりの写真を映し出した。

「見てください、この脱糞」
「いやぁ、見事だな」
「素晴らしい。立派な一本うんちだ」
「臭いもなかなか」
「前もいいんですよ。おまんこから淫汁が垂れてて」
「あぁ、いいなぁ」
「ほら、ご自分でも惚れ惚れする脱糞ぶりじゃないですか?」

「……ああぁぁぁ……ゃぁああぁぁ……」

患者は自分の大きなドーナツ状の肛門から極太の糞便が床まで垂れ下がっている証明写真を見せられ、よだれを垂らして泣きながら震えている。
モニターは前方からの写真に切り替わった。
肥大した膣口から白濁した体液が卵白のようにどろりと垂れ下がり、股間の後方には極太の糞便が見えている。

断続的なオーガズムのまま大量の脱糞は続く。
軟らかな糞便に変化していくと、今度は床でトグロを巻くような形になり、これはこれでまた職員たちを悦ばせた。
皆、一様にそそり立った陰茎から粘液を垂らしている。

「…ああぁぁぁ…はぁぁああぁ……」
「いいですね」
「腰をグラインドさせるから、うんちが自然とトグロを巻くんだな」
「なるほど。本当にお上手ですね」

患者の喘ぎ声とシャッター音、そして臭気が室内に充満していった。


約15分間、立ったまま大量の糞便を垂れ流した患者は、連続オーガズムの疲労で意識が朦朧としていた。
重力と脱糞行為の作用で膣内の体液もほぼ排泄された。

「お疲れ様でした。中身を確認しましたところ、ただのうんちとおまんこ汁でしたので、検査はこれで終了です」
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