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train perfume
第2章 近づく距離


「わざわざお尻向けてくるなんて、ほんとは触ってほしいの?」




耳元で低い声がした。




え?なに??さっきの人???



突然のことでびっくりして、固まってると、痴漢はまたスカートの上からお尻を撫で始めた。



「ちょっと...やめて...」



大の大人が、痴漢で騒いだなんて思われたくないのもあって、小さめの声で抵抗する。




「いいお尻してるね?直接触ってもいい?」






はぁ!?なに言ってるのこいつ!!!


意味不明なことを言いだした痴漢に、手を掴んで降りて駅員さんのところに行ってやろうと決心した時...

やつはほんとにスカートの中に手を入れてきた。




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