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君に恋する物語
第1章 私の好きな人




「・・・きて・・・」

「・・・起きて!!」

「・・・タツ君!!起きて!!朝だよ!!」

「・・・ゆあ?」

「もう!!遅刻しちゃうよ!!」

・・・ゆあの顔が大人びてる
何だ。夢だったのか。
それにしても妙にリアルな夢だった

「はいはい」

ゆあに起こされ欠伸をしながら適当に返事をした

忙しい仕事の合間をぬって大先輩の子供で小さな頃から知っているユキちゃんの出産パーティーに参加した
ついつい飲み過ぎてしまった
家に帰って来てホッとすると同時に昔を思い出したりなんかしたから・・・
懐かしい夢を見たのかも・・・
いいや。
違うな。
特別な記念日だからか?

「今日は早く帰ってくるんだよね?」

「ああ」

「何の日か覚えてる?」

良かった。
夢が教えてくれた。
ゆあを怒らせずに済みそうだ

「俺達が「付き合った記念」だろ?」

「うん!!」

結婚記念日だけで十分だと思うけれど、結婚するまではゆあは「付き合った記念」を大事にしていた
それが結婚した今も続いてるって訳
全く・・・
お互いの誕生日に子供の誕生日・・・どんだけめでたいんだか

「パパ。おはよう!!」

「おはよう」

「今日は早く帰ってくるんでしょ?」

「もちろん」

ゆあに似た顔でゆあと同じセリフを俺に言う
可愛くて堪らない

幸せな日々
ゆあを選んだ俺は間違っていなかった
結婚までの道のりは楽ではなかったけど俺は幸せだ

「じゃあ、行ってくるよ」

「「いってらっしゃい!!」」

「元気、鍵を忘れた!!テーブルにあるから取って来て!!」

「うん!!いいよ!!」

「ゆあ」

「な・・・に」

振り返ったゆあに不意打ちのキスをした

「び、び、びっくりするじゃない!!」

「びっくりさせたんだよ」

「もう!!」

真っ赤になるゆあはやっぱり可愛い俺の大事な奥さんで愛しい人

「はい!!パパ!!持って来たよ!!あれ?ママ、顔が赤いね~?」

「元気、ありがとな!!ゆあ行って来ます!!」

さてさて・・・
有難い夢のお告げもあった事だし今日は早く帰って家族サービスをしよう
そんで、元気を寝かせた後はゆあサービスも忘れずにしないとな

ゆあとの懐かしい日々はまだまだ沢山ある
今日はゆあと懐かしい思い出話に花を咲かせようか・・・
そうそう。
お土産も忘れずに・・・だな!!



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