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君に恋する物語
第2章 ユキの運命の恋
覚えてる?
穂高さん

私ね?
嬉しかったんだよ?

喧嘩ね・・・
するよね・・・
私が一方的に不安になるの
恋人同士から夫婦になってからもね?

ついつい心が不安になって・・・
残業の穂高さんを責めちゃうの
その度に啓介に愚痴を言いに言って困らせたよね
私って啓介にしろ独占欲が強いからさ?
何度も啓介の家まで酔った私を迎えに来てくれた穂高さん

最初に連絡をしてくれたのは嬉しくて今でも覚えてるよ

「あのっ!!谷川ユキさんの電話で合ってますでしょうか??」

笑っちゃった

「・・・クスっ・・・間違いありません。合ってますよ」

「良かった!!僕から逃げる為の嘘だったらどうしようかと・・・」

・・・嘘だったら?
・・・私があなたから逃げる為の嘘だったら・・・

どうしたんですか?

そんな意地悪・・・
言いたかったけど言えなかった
電話越しでも理解る緊張した声
電話越しにでも理解る愛しい声

電話越しのあなたは・・・一体・・・
どんな気持ちで私に・・・
電話してくれたのかな?

想像して・・・
ニヤニヤして・・・
会いたくなって・・・

(電話じゃ・・・遠いです・・・)

って、言いたくなって・・・

意地を張る私がいて・・・
意地を張る私は・・・
あなたからの連絡を待ってました。
だなんて・・・言えなくて・・・・

・・・好きになるのは・・・一瞬で・・・
何だかよく理解らない自分の行動と気持ちを抑えた


「今、お話してもいいですか?」

「・・・ええ」

勿論。
なんで?そんな事を訊ねるの?
私が電話に出たのだから・・・
私だって用意があったんですよ?
女心を・・・理解して欲しくもあり、されたくなかった
・・・恥ずかしいから。

試してるのかな?
正真正銘、私の事が・・・好きだって・・・
アプローチをして欲しかった。・・・んだと思う

もっと、声を聞きたい
今、何してるの?
って、訊ねたい

「いま・・・外・・・ですか?」

「え?ええ!!仕事がやっと終わって・・・いてもたってもいられずに・・・嬉しくて・・・夢ではないと思いたくて・・・連絡してしまいました」

正直な人だなって。思った
嬉しく思った

恥ずかしいけど・・・胸が・・・
キュンとして・・・

会いたいって・・・
思ってしまった


「ただいま!!薬局開いてた!!確かめてみて!!」

愛しいなぁ
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