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君に恋する物語
第2章 ユキの運命の恋
「好きだ」

そう強引に言われれば・・・
好きになってしまっても仕方なくない?

いや・・・違う
実際に私をしつこく好きだと言う信が居た

信は可愛い
見た目云々じゃなく、正義(犬)みたいで可愛い
啓介には無い弟みたいな存在

何度も好きだと告げてくれるけれど恋愛じゃない

どうして今、信が頭を過ぎって比べてしまうの?
それは私がこの人を恋愛対象だと思ってしまったから・・・


手を振りほどけない
この人の魅力に抗えない自分が必死で言い訳を探している

ああ・・・
恋に堕ちたんだな。
と、自覚した

このままじゃ嫌だな
もっと、一緒に居たいな

メガネの外した顔を見て見たい
髪をかきあげたらどんなだろう?
この指は綺麗で・・・
服の下はどんななんだろう?

欲求不満な私で、相手を欲する私が居た

恋をしたら相手を見る目が欲情に変わってしまって・・・
愛しくなった

こんな気持ちは啓介にだって抱かなかった

どうしたの?私?
これが恋だと言うのなら・・・
遅すぎた経験をしてる私は・・・
眩しくて・・・

「な、なら・・・もう少しだけ・・・い、一緒にお話しますか?」

と、言ってしまった

それからの私はとても、とても幸せで・・・恋をする女だった



「ただいま」

「おかえりなさい」

キスをして抱き合う

今はこうして二人が当たり前の様にする挨拶

「どうしたの?なんか今日は機嫌が良い?」

「ちょっと・・・昔の事を思い出しちゃって・・・」

「昔?」

「私達が出会った時?」

「そうなんだ。あの時は必死だったから思い出されると恥ずかしいけど」

「ご飯にする?それとも・・・なんちゃって!!」

「優希に決まってる。優希がいい」

まだ新婚って言えるかな?
結婚して一年経ってラブラブだけど子供は出来なくて・・・
悩んだりもしたりして・・・

「・・・でも優希?前回の生理から随分経ってない?」

「え?そういえば・・・」

キスの合間の穂高さんの言葉にハッとした

「「もしかして??」」

「薬局!!まだ開いてる!!待ってて!!」

仕事終わりなのに飛び出した穂高さん
よっぽど期待して嬉しいのかな?

穂高さんが急いで出て行っちゃたから・・・
私は待ちぼうけ
そうだったらいいな。って私も思ってるから・・・
待ってる間の時間はさっきの思い出を思い返す時間にした


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