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君に恋する物語
第4章 好きな所
「そっか…」
しょぼくれた顔
ハッと我に返り、伊織を見る
何度見ても、何回見ても、見慣れる事ない可愛くて、可愛すぎて愛しくてやっと付き合えた俺の天使みたいな彼女。
伊織。
俺の変態な行動で全てを台無しにする所だった
伊織は俺にそんなの望んではいないよな
望む訳ないよな
望んでくれてたら嬉しいけど望まれてないよな
伊織の
「今日、親が遅い」
で、ここまで妄想膨らませてた俺のしつこい登山希望に呆れるわな…
ごめん…
「あ〜、やっぱ、忘れ物なかったわ。ごめん」
「え?」
「鍵、閉めろよ?晩メシあるか?」
「あ、あるし!つ、作るし!」
「伊織…料理…うん…無理すんな?な?後で、母さんの料理持って行くからな!」
「!!!」
伊織の顔は見ない。
だって可愛い伊織の顔見たら襲いたくなるから
「…」
黙った。
伊織は。
晩メシ作るとか…
料理、苦手なクセに…
できないのわかってる
無理すんな。
俺って良い彼氏だよな
良い彼氏…だよな?
良い彼氏でいたいからさ…
ふっ…
涙で前が滲んでしまうのは仕方ないさ…
幼なじみから彼氏…
いいんだ
順調な登山だ
俺の思春期の階段はそれだけで充分だ
幼なじみから彼氏になれただけで俺は…俺は!
だって伊織はエベレストだから!
高い山だから!
高い山の登山に登れただけで俺は凄いんだ!
入場チケットはプレミア。
登るだけで登れるだけで…
伊織への一本道を登るのは俺だけだからな…
だから…
だから…
うん…俺は…満足だ…
何回も言うけど、幼なじみから彼氏への道は険しく高く、長く厳しく…
今、俺はここにいる。
途中からの近道なんてないのさ…
そうやって自分に言い聞かせるんだ…
幼なじみから彼氏になれただけ充分だと!
…その先、いつになんのかな?
…俺、伊織しか好きになれねぇから…
伊織の山超えれなかったら?
考えたくないけど…
はあ…
仕方ないか…
伊織の事、好きになったさだめ(運命)みたいなもんかな?
登れなくてもいいわ。
伊織とヤレないなら、童貞覚悟だな。
それも仕方ない。
だって…
伊織でしか起たないし?
伊織でしか無理だし?
あ、愛してるとか…思ってるし!
恥ずいけど!
わ、笑いたきゃ笑えよ!
なんで…
なんで…
こんな…
伊織しか…好きに
伊織だけしか…好きになれねぇのかなぁ?
俺…
しょぼくれた顔
ハッと我に返り、伊織を見る
何度見ても、何回見ても、見慣れる事ない可愛くて、可愛すぎて愛しくてやっと付き合えた俺の天使みたいな彼女。
伊織。
俺の変態な行動で全てを台無しにする所だった
伊織は俺にそんなの望んではいないよな
望む訳ないよな
望んでくれてたら嬉しいけど望まれてないよな
伊織の
「今日、親が遅い」
で、ここまで妄想膨らませてた俺のしつこい登山希望に呆れるわな…
ごめん…
「あ〜、やっぱ、忘れ物なかったわ。ごめん」
「え?」
「鍵、閉めろよ?晩メシあるか?」
「あ、あるし!つ、作るし!」
「伊織…料理…うん…無理すんな?な?後で、母さんの料理持って行くからな!」
「!!!」
伊織の顔は見ない。
だって可愛い伊織の顔見たら襲いたくなるから
「…」
黙った。
伊織は。
晩メシ作るとか…
料理、苦手なクセに…
できないのわかってる
無理すんな。
俺って良い彼氏だよな
良い彼氏…だよな?
良い彼氏でいたいからさ…
ふっ…
涙で前が滲んでしまうのは仕方ないさ…
幼なじみから彼氏…
いいんだ
順調な登山だ
俺の思春期の階段はそれだけで充分だ
幼なじみから彼氏になれただけで俺は…俺は!
だって伊織はエベレストだから!
高い山だから!
高い山の登山に登れただけで俺は凄いんだ!
入場チケットはプレミア。
登るだけで登れるだけで…
伊織への一本道を登るのは俺だけだからな…
だから…
だから…
うん…俺は…満足だ…
何回も言うけど、幼なじみから彼氏への道は険しく高く、長く厳しく…
今、俺はここにいる。
途中からの近道なんてないのさ…
そうやって自分に言い聞かせるんだ…
幼なじみから彼氏になれただけ充分だと!
…その先、いつになんのかな?
…俺、伊織しか好きになれねぇから…
伊織の山超えれなかったら?
考えたくないけど…
はあ…
仕方ないか…
伊織の事、好きになったさだめ(運命)みたいなもんかな?
登れなくてもいいわ。
伊織とヤレないなら、童貞覚悟だな。
それも仕方ない。
だって…
伊織でしか起たないし?
伊織でしか無理だし?
あ、愛してるとか…思ってるし!
恥ずいけど!
わ、笑いたきゃ笑えよ!
なんで…
なんで…
こんな…
伊織しか…好きに
伊織だけしか…好きになれねぇのかなぁ?
俺…