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第3章 楼蘭

ピチャ…

また水の音がする。

シーツを握りしめ身体を襲う快感に流されないように身構える。

つもりなのに…


「あぁん！」


勝手に身体は悦がり、枕に顔を埋め、腰を高く突き上げる。


「いい反応だな…、匠。」


馨の嬉しそうな声がする。

馨の手がまた俺の乳首を弄り倒している。

そして…

ピチャ…

腰の後ろから聞こえる水の音。

濡れた柔らかいものがずっと俺の尻の割れ目を這っている。

アナルの入り口をくすぐるように、その柔らかいものが動く。


「やぁ…。」


恥辱…

快楽…

その両方が朦朧とした意識の中で混ざり合う。

馨が俺の尻にあの綺麗な顔を埋めている。


「これだけ濡らせば大丈夫だ。」


独り言のように馨は言うが、何が大丈夫なのか？と尋ねたくなる。


「なに…が…？」


はぁはぁと息が切れてまともな質問も出来ない。

ツプッ…

と何かが尻の中へと入って来る感覚を感じた。


「うぅ…、うぁっ！」


息を吐き、身体の中のものを口から全て吐き出さないと尻から突き上げる圧迫感に呼吸が出来なくなる。

なのに俺の身体に入って来たものが俺の中を掻き回す。


「いやぁ…、あぁ…、あーっ！」


圧迫が嫌なのに、ビクビクと身体は震え、股間に向かってまた熱いものが込み上げる。


「ここ…、感じるだろ？匠…、またイキそうな顔をしている。」


馨が頬にキスをする。

馨の指が俺のアナルを弄っている。


「馨…、あんっ…やめて…。」

「嘘が下手だな。お前の身体はそう言ってねぇよ。」


ペニスが握られた。

馨の手がヌルヌルとする。

俺のペニスの先端からは我慢汁が溢れてヒクヒクと痙攣を繰り返してばかりだ。