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第3章 楼蘭

馨の言う通り…

イキそうだ。


「出ちゃ…う…。」

「いいよ。」


そしてキスをされる中…、俺は頂点に達した。


「んーっ、んんーっ…。」


全身で悶えた。

女にですら感じた事がないオーガニズム。


「２度目なのに随分と出たな…。」


俺の精液で塗れた手を馨が舐めて俺を味わう。

ゾワゾワとする。

もう、やめてくれと思いながら次はどうなると期待をしている。


「なんで…、こんな事を？」


随分と頭がはっきりとして来た。

まだ馨の指は俺の中の愛撫を続けたままだった。

乳首を馨が軽く吸う。

チュ…

リップ音がする。


「また勃起して来たな。」


嬉しそうに言う。

確かにそうだ。

イッたばかりだというのに股間がまたムズムズとして解放感を求めている。


「なんで…？」


目頭が熱くなって視界がボヤけて来た。


「俺を知りたいと言わなかったか？」


馨が俺の瞼にキスをした。


「知りたかったのは幻の頭だ。」

「それは仕事だろ？その答えを導き出すのはお前だ。それに必要なキーワードは全て見せてやった。」

「楼蘭か？」

「そうだ。」

「なら、馨はあの楼蘭のなんなんだ？」

「その質問が仕事なら答える気はない。」


グイッと乱暴に馨の指が俺のアナルを広げる。


「ぐあっ！」

「あんまり俺をイラつかせるな…。」


仕事の質問をすれば馨が怒る。

だとすれば…


「仕事じゃない…。俺が…知りたい…んだ。」

「俺の全てをか？」


きっと中途半端は認めない男だ。

馨の愛撫が優しくなる。


「あぁ…。」


こんな時に気持ちいいとか思ってしまう。