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囚われる…
第5章 許されない逃亡…



「なんで隠す?顔が見えねぇよ。」


不機嫌な馨の言葉…。


「声が出ちまう…。」

「出せばいいじゃん?」

「いやだよ…。」

「ふーん…。」


羞恥心というものも馨にはない。

多分、馨のあのマンションにも盗聴器とカメラが山ほどあったのかと今更に理解をする。

ずっと誰かに見張られ続ける生活…。

だから羞恥心がなくなり本能で性欲が高まってもそれが吐き出せずにバランスが狂う。

馨のバランスを保つのが今の俺の役目か?

だからまだ生かされていると感じる。

馨の舌が腹を這い股間へと降りていく。

一通りフェラをされるとまたイキそうになって来る。

だが…、またしても寸止めを喰らった。


「馨…。」

「もっと良くしてやるから…。」


腰が持ち上げられてM字に開かれた足に力が入る。

玉の裏から尻の割れ目に向けて馨がぴちゃぴちゃと音をさせて舐め始めた。


「あんっ!」


陰核のフェラよりも期待感で感じてしまう。

馨が挿って来る…。

その期待感は麻薬のように俺を虜にする。

他の男とは違う…。

究極の快感を俺に与える馨…。

指先がアナルを刺激し始めた。


「はぁ…はぁ…、馨…。あぁ…、あぁ…。」

「好きだな…。もう指を飲み込もうとしやがる。」


ゆっくりと焦らすように俺の中に入って来る。

ピンポイントで俺が一番感じる場所で馨の指が止まった。


「ここだろ?」


クニクニと身体の中で指先が肉壁を押す。


「やぁぁ…、ダメッ!ああーっ…。」


堪らずに声が出た。

ドピュッと吹き出る解放感を自分の股間に感じる。


「あぁ…、あぁ…、馨…。」


イッちまった…。


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