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僕の彩芽
第10章 十

 バレないようにタブレットも沢山食べたし、大丈夫だろう……。

「私、ちょっとトイレへ……」

「ああ……」

「秋人さん?どうしたんですか?」

 覆い被さられていた秋人さんから逃げる様にしてベッドから降りると、同時に秋人さんもくっついてきて不思議になった。

「トイレだろ?」

「え、ええ……」

「俺も一緒に行く」

「えっ……」

 えぇっと、これは、秋人さんもトイレって事か?まさか私がトイレする時に、一緒に入ってくるって事じゃないよね?

「秋人さんもトイレですか?」

「違う。ポチがトイレに行くからついて行くんだろ」

「……トイレの外で待っとくんですか?」

「は?ちげーよ。ばかか。トイレまでついて行くに決まってる」

 ……ばかはそっちだろ?


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