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僕の彩芽
第10章 十
* * *
「秋人さん、信じてください……!私豪を襲おうとしたことなんて、一度もありません!」
「ポチ……雌猫が……」
寝室に入った途端、私は秋人さんへ必死に訴え掛けた。だが秋人さんは冷酷に私を睨み付け、強引に私の体を抱き寄せた。
「……信じたくねぇよ。俺だって……」
「秋人さん……」
「けど、豪が何で嘘をつくか分からない。何も理由がないだろ?」
「それは……」
豪が秋人さんの事好きだからです!とは言えないぃぃぃ!でも言わないと誤解が解けないぃぃぃ!どうしたら良いの……。
「ポチ、お前……豪の事好きだから襲おうとしたのか?」
「違いますよ!豪の事はどうも思ってないし!本当に襲ってないんですって!」
「そうか……だったら、確かめるしかねーな」
「……確かめる?」
「ポチ、ベッドに四つん這いになれ」
無表情で淡々と言い放つ秋人さん。その一言で、時が止まった様に感じた。
「えっ……?」
「正直に話すまで、ローター責めする」
ローター責め……?それは何……?怖い……。