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僕の彩芽
第2章 ニ
「えっ……ちょっと待って、何この人……」
私が一生懸命吸ってる間、ずっと寝てたの?!意味が分からない。それって普通なの?!エッチなことしてる時に寝るってありえるの!?
「秋人さん……」
驚きながら私は立ち上がり、秋人さんの肩を揺らそうと手を伸ばした。だが、触れる前にハッとする。
「……」
このまま逃げたらええやん。それって素敵やん。
「神様、センキュゥゥゥ!」
急いでニットとジーンズに着替え、事務所のドアへ向かって走り出す。そしてドアを開けて――
「ホモエ?」
大男が現れると、静かにドアを閉めた。