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僕の彩芽
第12章 十二
「俺も幸せだ……ポチ……」
耳元で囁かれる穏やかな声。同時に吸い付かれる右の耳朶。
「あっ……秋人さん……!」
これって、もしかして、このままエッチするのかな……。エッチしたら、ペットから卒業出来る?きっと女として見てくれるって事だよね……?
後ろから何度も繰り返し右耳朶を吸い上げられながら、私は鼓動を速めた。
淫らな水音が鳴る。体は火照り、だんだんと下半身がもじもじと疼いた。
「あっ、んっ……」
耳朶ばかり。恥ずかしい……そう思っていると、股の間を押し上げてくる太い棒の存在に気付く。
固くて、熱い。これは秋人さんの……?
「あぁ……秋人さん……」
やっぱり求められていると思って良いよね?どうしよう。上手く出来るかな……。
出来るわけないよぉぉぉ!したことないもん!使い物にならない女だもん!
「ちょ!ちょっと待って下さい!秋人さん!」
私は慌てて身を捩らせながら、お腹に回された両手から逃れようとした。だが、秋人さんの強い腕に敵う筈もなくすぐ引き戻され、更にきつく抱き締められた。
「どうした?ポチ?」
意地悪にくくっと笑い、秋人さんは再び首筋へ舌を這わせる。