この作品は18歳未満閲覧禁止です
僕の彩芽
第13章 十三
「……んっ……ふっ……んっ……」
荒々しくも甘い口付けが気持ち良くなり、目を閉じる。柔らかな唇の感触と熱に、体が蕩けそうになる。
「……ふっ……う……んんっ……」
舌先を唾液ごと吸い上げられると、鼻腔から吐息がまた漏れた。くちゅくちゅと淫らな水音が和室に響き続ける。
「秋人さ……好き……大好き……」
自分も必死に舌を絡め、ぬるつく舌を吸い上げた。不思議だ……。秋人さんとこうしている事が……。借金で売られたのに、秋人さんを好きになるなんて……。