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僕の彩芽
第9章 九
というか、まずパンツを履いてくれ……。
「秋人さん、下着を……」
「ポチ」
何処を見て良いのやらあたふたしていると、強く引っ張られる手。また浴室へリリース。そして……額への口づけを受けて、私は体温を上昇させる。秋人さんは私の腰に両腕を回しながら、真剣な目で見下げてくる。
「ポチが欲しい。意味が分かるか?」
「う……」
流されちゃダメだ。秋人さんは、女の子なら誰でも良い人。それに……豪が、秋人さんのこと好きだから。応援するって言ったから。
「……分かりません。やっぱり後でシャワー浴びます……」
秋人さんの胸を両手で押す。だが、しつこくまた手を掴まれると、諦めかける。
「ダメだって言っただろ。ポチと一緒に入りたい」
「じゃあ、入りますから!変なことしないでくださいね!」
「分かった、ポチ」
素直な返事……。とっとと髪と体洗って、上がろう……。