この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イかせ屋…
第2章 取り立て



その間に曽我さんが小さな障子を貼った小窓に暗幕を張り出す。

部屋が一気に真っ暗になる。


「ひっ!?」

「大丈夫…。」


曽我さんがオイルライターで火を灯す。

布団の隣にある木の四角いお盆の上に置かれたロウソクにその火を点ける。

鞭とロウソク…。

いやぁぁぁぁあ!?

きっと私は縄で縛られてあんな事やこんな事をされて普通に生きていけない身体にされるんだわ。

妄想が果てしなく暴走をする。


「梓…。」


曽我さんが優しく言う。

甘い香りが漂い始める。


「この香り…。」

「アロマキャンドル…。」


暗闇の中で、そのキャンドルの灯りだけがゆらゆらと揺らめく。

また催眠術にでもかかった気分になる。


「梓…、梓が嫌がる事は何もしない。」


曽我さんの指が私の髪を少し掻き上げて耳にかける。


「だから…、梓…、着替えてくれ。絶対に梓が嫌だと言えば止めるし、裸とか見ないから…。」


何度も耳に髪をかけられる。

少しその指が気持ちいいとか思っちゃう。

マッサージだけ…。

嫌なら止める。

今は曽我さんを信じるしかない。

曽我さんは私に最大限の礼を尽くしてくれてる。


「わかりました…。着替えるので、外で待ってて下さい。」


私の言葉に本当に曽我さんが部屋から出て行く。

覚悟を決めてほとんど布地のない水着に着替えをする。

裸を見ないってほとんど裸じゃない!?

半裸の身体を隠す為に慌てて布団の中に潜り込む。


「準備は出来たか?」


襖の向こうから曽我さんの声がする。


「はい…。」


小さく返事をする。

曽我さんが枕元に水差しとグラスを置く。


「喉が乾いたりしたら言えよ。」


優しい声…。

ゆっくりと私が居る布団の上に曽我さんが座る。



/108ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ