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イかせ屋…
第3章 AV
お風呂に入って自分でも驚いた事…。
それは全身がスッキリとしてて肌がツヤツヤになってるという事実…。
何!?これ!?
これが曽我さんのアロママッサージの効果?
浮腫んでた足までもが自分の足とは思えないほどに引き締まってスッキリとしてる。
半端なく気持ちがいいマッサージが出来てオーガニズムにまで導ける人…。
イかせ屋…。
曽我さんはそう言ってた。
あの人って何者!?
湯船から上がるとお湯が弾くくらいに滑らかになったお肌にニヤニヤしちゃう。
10代に戻った気分。
脱衣場に戻ると今度はシルクで出来た白いレースの下着が置いてある。
どう見ても新品の下着。
ブラジャーは私の胸にぴったりとフィットして胸を優しく包まれる気分。
ちょっと恥ずかしいのは横が紐で結ぶパンティー。
でも、サラサラとして着け心地は最高!
そして、やはりシルクの白い夏物のワンピースが壁に掛けてある。
更に、化粧水や乳液、ファンデーションからルージュまでの1式が取り揃えてある。
どれを確認しても開封前の新品。
化粧ポーチまであり、全てが同じ高級メーカーのもので揃ってる。
全て私の為に?
この状況は自分が連帯保証人として借金を支払う立場だという事を忘れそうになる。
着替えを済ませメイクも済ませる。
脱衣場を出る扉を少し開けてみる。
廊下を見張るようにしてスーツに着替えた曽我さんが立ってる。
「曽我さん…。」
「ああ…、白が似合うな。綺麗だ。」
いきなりの褒め言葉に照れちゃった。
「おいで…。」
また曽我さんが私の肩を抱いて歩き出す。
この人が恋人だったら女性はみんながイチコロだとか思っちゃう。
肩を抱くけど乱暴だったりいやらしかったりと不自然な感じはしない。
歩くスピードも私に合わせてる。
ただ、私を促すように肩を抱いて歩く。
まさにエスコートを受けてると感じる。
胸きゅんが止まらない。
そんな私を縁側から中庭が見える立派なお部屋に連れて行く。
「とりあえず、朝飯にしよう。」
旅館でしか見た事がないような立派な座卓に曽我さんが座った。