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イかせ屋…
第5章 キス



鏡の中に着物を着た清楚な女が居る。


「素敵…。」

「ああ…、梓はいい女だ。」


お世辞とわかっていても素直に嬉しい。


「昌さん…。」


顔を昌さんが撫でて来る。

好きです!

そう伝えたくなる。

ゆっくりと昌さんの顔が近付いて来る。

キスをしてくれるの?

チュッ…

いつもの頬のキスだった。


「飯にしよう。」


肩を抱かれて今日は違う通路を歩く。

このお屋敷…、昌さんが居ないときっと迷子になるわ。

そのくらい広いお家…。

なのに、昌さんが入った部屋は普通のダイニング…。

6人用のテーブルの一番奥に昌さんと同じように着物を着た初老の男性が座ってる。


「俺の親父…。」


つまり、このお屋敷の主でヤクザの親分様!


「おはようございます!」


緊張をして慌てて頭を下げる。


「ああ…、おはよう。」


親分様がゆったりと私に言う。

あら?いい声…。

昌さんに似てる声…。

恐怖が少し薄らいだ。

その瞬間


「なるほど…、彼女が岡部の女か?」


親分様の右手前に座ってるスーツの男の人が言う。

メガネをかけて冷たい顔をする無表情な人。


「岡部が契約をしてた芸能プロダクションの社長だ。」


昌さんが嫌味っぽく言う。

昌さんのお兄さん…。

全く似てない。

綺麗で女性的な顔をしてて、とても冷たく感じる。


「彼女だけ特別扱いでは示しがつかない。」

「そもそも岡部なんかに金を貸す方が間違ってる。彼女は被害者だ。」


兄弟喧嘩が始まった。

ドタバタと足音がする。


「おはようさん!」


昌さんに似た若い男の人。


「弟の昇(のぼる)。因みに兄貴は昊(ひろし)だ。」


昌さんから紹介をされる。



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