この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イかせ屋…
第5章 キス
この前貰った100万があるから自分で買うつもりだったけれど、このお値段だと100万なんかあっという間に無くなっちゃう。
「すみません、昌さん…。普通のランジェリーショップじゃないと私には買えません。」
「なんで?」
「お値段が…。」
「ああ…、俺が払う。」
「それはダメです!」
「ダメじゃない。下着は男に見せて興奮をさせる重要なアイテムだ。梓はその下着で男を誘惑出来るくらいにならないと困るんだ。」
昌さんが真面目な顔で私に言う。
「でも…。」
「梓が…、俺に見せても恥ずかしくないと思う下着を選べよ。」
昌さんが耳元で囁く。
勝負下着!?
常に勝負下着を着けろと昌さんが言う。
「昌さんの好みは?」
「ケバケバしくなく、適度なやらしさを感じるのが好みだな。」
この前のシルクの下着のようなのが昌さんの好みなんだと理解をする。
だから、色は白や薄いピンクなどの控えめにして、レースで透けて見えたり、Tバックだったりと少しやらしさを備えた下着を選んだ。
「いいな。梓はいい子だ。」
昌さんが眉間にキスをくれて褒めてくれる。
お洋服もカジュアルだけどセレブっぽいものを何着か買って貰った。
スーツも買い、それに合わせた靴やバッグまで1通りを昌さんが揃えてく。
軽く100万を超えるお買い物…。
本当に今の自分に2千万の借金がある女とは思えなくなる。
次の撮影はかなり本気で頑張らなくっちゃ。
そんな気合いが入り、昌さんと2人でお昼ご飯を食べた後は、また昌さんからエッチの指導をして貰えると期待する。
「今日は仕事がある。梓はヒロが面倒をみろ。」
昌さんが私の顔を撫でてそう言う。
何故か私はスカジャン男のヒロ君と曽我家でお留守番という事になった。