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イかせ屋…
第6章 伝統
「イクッ!イッちゃう…。」
すぐにオーガニズムへと達してしまう。
昌さんの手が止まるから
「止めないで…、もっと…。」
と強請っちゃう。
「いいよ。梓…。」
昌さんの愛撫が更に続く。
「ああっ!ああっ!」
オーガニズムの先へ私は行かなければならない。
蜜が溢れる穴へと昌さんの指が挿って来る。
私の感じる場所を的確に捕らえて愛撫をする。
「そこ…、いい、またイッちゃう…、でも、もっと…、もっと感じさせて…。」
淫乱な女のように昌さんを求め続ける。
イクのが止まらないほどに昌さんを感じる。
身体中を痙攣させては、はしたなく愛液を垂れ流して昌さんの愛撫に悶える。
「もう…。」
「梓…。」
キスで口を塞がれる。
激しいキスの中で再びオーガニズムに達した。
まだまだ…。
そう自分でわかってるのに目の前の昌さんの顔がフェイドアウトする。
もっと…、昌さん…。
昌さんにしがみつくようにして眠ってしまった。
甘い香りに包まれて目が覚める。
「起きたか?」
眉間にキスをされる。
「昌さん…。」
なんか恥ずかしくて昌さんの顔がまともに見れない。
「夕べの梓は随分激しかったな。」
クスクスと昌さんが笑う。
思わず顔を昌さんから背けたくなるのに彼はしっかりと私を抱きしめて来るから、それも出来ない。
「自分でしちゃうくらいに俺が欲しかったか?」
「やだ…、昌さん…。」
「それでいいんだ。梓…、そのくらいの気持ちで感じてくれないと究極のオーガニズムなんか達する事が出来ないんだ。」
イかせ屋の昌さんがそう言う。
胸が少し痛くなる。
彼をどんどん好きになる自分がわかるから…。