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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第5章 享受4-またもやニアミス
「それは‥‥
でも、それが何の関係があると言うの?
伊織が見ているのは、お嬢様であるあなたでしょう」
「良いんですかそれで‥
それとお嬢様はちょっと勘弁して下さい」
「お嬢様でしょう!
有名な早乙女会長のご令嬢、私なんかじゃ住む世界すら違う、伊織も朔夜もそう別世界よね」
「‥‥私は早乙女では無く一般家庭で育ちました、だから早乙女のお嬢様と呼ばれる事に抵抗がある‥
それに遠藤さんは婚約者候補であって、本当に決まる事は無いと思います」
「‥‥‥えっ!?」
驚くよね、内外それで通っているんだもん、だけど真実は別‥
私は遠藤さんを、あれ以上受け入れられない。
「外戚としても、仕事上としても、遠藤さんは大切な存在だとは思っています‥
でも無理なんです‥‥リュカさんは遠藤さんと関係を持ったんですよね?」
「・・・
そうよ、誘ったのは伊織の方‥
それが悪いとでも言うのかしら?」
「‥‥いえ‥‥
今は会長に止められていますが、女性関係が多少あった事は知っています‥
そして私と遠藤さんの間には、何もありません‥‥苦手なんです男性が、一度だけ遠藤さんに迫られた事がありましたが、私には恐怖心しか無かった」