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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第6章 享受5-会長の繋がり



少し前になるけれど、紀永の個人的という話でプログラムを1つ受け持った事があるの、その人の名前が雅楽代と言って、細かい内容を決める為に、何度かメールでのやり取りをした事がある。


メールの内容も本当に普通、初めから早乙女の‥‥ってバレているのに、へりくだった感じは無く、かといって傲る事も無く、ごくごく普通の仕事的メール‥
だから受けた、内容は少し危ない内容だったけど。



「そこそこに気楽に会えば良いよ、向こうもそうだからね‥
それより、こうしてホテルだというのに勿体ないと思わないかい?」


「勿体ない??」


「そう‥‥
気がね無く2人きり、美紀は何もなく寝たい?」


「えっ?えぇっ!?」


多少面白がっている紀永の瞳、ついでに言えば上着こそ脱いでいるけど早乙女会長のまま‥
抱かれていた肩を軸にラグに押し倒され、ボーっと紀永を見上げたら、触れるだけの優しいキス。



「こういうのも良いね‥
私の方がセーブが効かない‥‥」


「紀永‥‥んっ‥‥」


優しいキスから、舌を絡め合う激しいキスへ‥
駄目‥‥こんな紀永には敵いそうにない。



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