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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第6章 享受5-会長の繋がり
「言ったはずだよ、そう簡単に美紀を手離すつもりは無いと‥
私から美紀を手離すつもりは無い、唯一可能性があるのは‥‥伊織なんだろうね、だが伊織も別の女性で揺れている‥‥‥
人の心というのは上手くいかない、混ざり合う時もあれば離れる時もある、その中で真実を見付けられるのは、ほんの一握り」
「紀永私は‥‥‥」
こんな事を言う私は卑怯なのだろう‥
美紀を手離さないと言いながら、同時に抜け道も作る私はやはり卑怯だ‥
ただ美紀の未来に私という枷は必要無い、だからこその可能性‥‥現状限り無く低そうだが。
「そこまで不安がられても、私の方が困ったかな?
あくまでも仮定話であり、私としては美紀を譲る気は全く無いからね‥‥私には美紀しか居ない‥‥」
「‥‥‥どうすれば‥‥‥」
「‥‥ん?」
「どうすれば、みんな幸せになれるんだろう、悲しい思いはして欲しくないのに、私は紀永しか選べない‥
‥‥無理なの遠藤さんでも‥‥
一定以上は怖い、遠藤さんでも怖い」
「‥‥‥それは‥‥‥」