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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第6章 享受5-会長の繋がり
通された場所には男性が1人‥
身なり正しく40中間か50前半くらいの雰囲気、この人が獅王社長なんだ、思っていたより若い感じ。
人、会ってみなければ分からない、これは紀永に関しても言える事だよね?
「すまないね、急に都合を付けて欲しいとお願いして獅王社長?」
「いや、こちらも久し振りに会いたいと思っていたところだ、そちらがお嬢さんかね?」
「‥‥ああ‥‥
顔繋ぎと言ったところ」
「初めまして早乙女美紀です獅王社長」
形式通りに挨拶すれば、何となく嬉しそうな獅王社長の顔‥
立ち話はと言われ、私も紀永もそれぞれにテーブルに付いた。
「随分と本気そうだな早乙女会長は‥
お嬢さん、そこまで見込みありか‥‥」
「前にも話した通り、気が強いのは私譲りでね、今でも十分以上に私の代わりを果たす‥
獅王社長のお嬢さんも色々と活躍している、そう聞いているがね?」
「うちの陽菜か‥‥
婿の雲母君の会社で好きにしているな、主に商品開発の方らしいが商才は小鳥遊譲り、それなりの成果は上げている」
「商品開発ですか?」
「お嬢さんの得意範囲は?」
「私は政治経済関連とシステム関連、会長と同じくプログラマーの資格は持っています」