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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第6章 享受5-会長の繋がり
「また随分多才な才能だ、早乙女会長が本気なのも頷ける」
「娘の本当の実力はそれだけではないよ、海外に幅広い繋がりを持つ、ほぼ世界中に某らの繋がりを持っている、それも政治の世界に‥
私にはありそうで無いもの、だからこそ今度は経済界‥‥そう思ってね‥‥」
酒を挟みながらの会話、主に紀永と獅王社長が話して、私は言われた事に答える程度‥
だけど言っていた通り紀永は素に近い、本当にプライベートに近い付き合いなんだ。
「政治か‥‥
米国とは上手く繋がりを付けているが、ヨーロッパが中々‥
バイオ燃料の為にもフランス辺りとは繋がりたいもの、経済という点ではそれなりにはあるが、政治家となると意外に難しい、フランスは気位が高い」
うん獅王社長の言う通り、歴史が長いせいかヨーロッパ関係は取っ付きにくいのよ‥
しかも王族だ貴族だと、身分にもそれぞれに五月蝿いし、突破口が無ければ相手にもしてくれない場合があるのよね。
「‥‥獅王社長‥‥
でしたら在日フランス大使、トーマ・F・デュラン大使を紹介します‥
トーマ大使は自身商談の席に付くほど、経済概念が高い方ですから、ご希望に添えると思います」
「なるほど在日大使とは‥
今の大使は政治であり経済でもある、喜んで紹介されたいが、ただこちらだけというのは商人としてはフェアーじゃ無い、こちらからもお嬢さんに合いそうな企業を紹介しよう、勿論早乙女会長とは別ルートの‥‥」
「ありがとうございます獅王社長」