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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第6章 享受5-会長の繋がり
口出しして良かったのかな?
チラッと横の紀永を見ても、何も気にしていない様子‥
‥‥もし駄目だったら紀永が口を挟む筈、だとすれば今ので正解??
「本当に多才のよう、うちの結婚もしない息子達の嫁に欲しいくらいだ‥
まあ早乙女を背負うのならば無いか、しかし息子共も何時になれば結婚する気になるのか‥‥一番結婚しなさそうだった陽菜が結婚し、上2人はなしのつぶてとは世の中分かったものじゃない」
「‥‥おや?
そろそろ愚痴が始まったね??」
「早乙女会長のお嬢さんを見れば愚痴りたくもなる、息子共もそれなりに才能はあるがお嬢さんから見ればまだまだ下、どちらかと言えば一芸特化で、次男など海外で博士になってから日本にも帰って来ない‥
‥‥愚痴も言いたくなるだろう?」
「学を追うのが面白い、その気持ちも分かるがね?
娘も博士号持ちで、目を盗んでは論文発表なんかやらかしているよ、私としてはオーバーワークと止めてはいるのだが、中々聞いてくれない」
ちょっ!?
それ、今此処で言う話?
というより、どちらも愚痴の言い合い‥‥ああそうか、だから紀永は獅王社長に稀に会うと‥‥
お互いストレス発散の為‥‥らしい。