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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?



「・・・変か??」


「い‥‥いえっ!
凄く格好良い‥‥‥です‥‥‥」


「‥‥‥随分と躊躇ってないか嬢ちゃん?」


「‥‥意外だったから‥‥」


「意外なぁ‥‥
まっ俺くらいだよなこんなのは、後の本筋も外戚上位も真面目なのばかり‥
一度はみ出すと何処までもなんだろう、さっ行くぞ嬢ちゃん」


「は‥‥はいっ!!」


朔夜叔父様に連れられて店の中‥
そして自分の物も買いたいからと、カートを押して歩く朔夜叔父様の図‥‥今凄く笑いたいのは私だけ!?



「今の冷凍食材は便利だよな、1つに惣菜が何品も入っていて、飯さえ炊けば簡単に食える」


「‥‥確かに‥‥
私もコンビニ主力なので、マンションの時は同じ感じ‥‥」


「嬢ちゃんもか‥‥
自炊しないのか?」


「えーと‥‥料理だけは‥‥」


「は?
何でも出来ると思っていたが、料理が苦手だったのかっ!?」


「・・・・・・・」


そこまで驚かなくても良くない!?
‥‥でも料理だけは全く上達しなかったのも本当、留学時代あれほど教えて貰ったのに、私の料理指数は赤点以下のまま。



「まああれだ、誰にも苦手はあるって事だな、1つくらい苦手がある方が人間味があるってもんだ」


「‥‥慰めにも‥‥はぁ‥‥」


気を使って言ってくれているのは分かるんだけど、女性で料理が苦手は致命的‥
勿論分かっているもん、しかも紀永の方が上手いという事も‥‥落ち込むよこれ。


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