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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?
深夜に近い閑散としたスーパーの中を、私と朔夜叔父様は話ながら店内を進む‥
多少紀永が釘を刺していたけれど、朔夜叔父様は私に色んな事を話してくれる、今はそんな話を聞いているのが好きな私。
良い事も悪い事も、気兼ね無く話してくれる朔夜叔父様は、私に取っても大切な存在‥
早乙女と言っても、他の交流が殆ど無い私にしてみれば、凄く貴重なんだよ。
「・・あったあった、これがラジカセなんだが、カセットテープを聞くだけだったな嬢ちゃん?」
「はい、再生して聞くだけ」
これがラジカセ??
大きくもなく小さくもなく、作りもシンプルで、昔はこんなので聞いていたんだ‥
でもCDも再生出来るタイプもあるし、どれを選んで良いのやら。
「ただ聞くだけだったら、これで十分じゃないか?
使い方も簡単で、持ち運びにも苦労しない」
「‥‥‥なるほど‥‥‥」
店頭のディスプレイ商品で、朔夜叔父様が簡単な説明をしてくれて、要は再生と早送りと巻き戻し、機能的にはそんなもの‥
私の方が難しく考えていたみたい。
「使い方は分かりました‥
うん、これだったら使えそう」
「そうかそうか、じゃこれにしてしまうぞ?」
「はい大丈夫です」
目的のラジカセを見付けて一安心と思ったけど、目線の向こうに一安心じゃ無い人を見付けちゃった、どうしよう‥‥‥