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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?



朔夜叔父様に言われて、慌てて携帯確認して見たら、しっかり付いているGPS作動マーク、電源を落とすのを忘れてた‥‥‥そう思っても、時既に遅し‥
だって今駐車場に入って来た車に、見覚えがあるんだもの。



「何故こんな事になっているのでしょうか?」


車から出て来たのは遠藤さん、しかも変装朔夜叔父様を見て、目茶苦茶渋い顔をしているし、これは波乱の予感‥‥‥



「あのね、ラジカセが分からないと聞いたら、購入に付き合ってくれるというから一緒に来ただけなのよ」


「‥‥‥ラジカセ‥‥‥」


「じゃ聞くが、遠藤は理解していたのかラジカセを?
俺は知らん世代だと思うがな」


「知らなければ調べれば済む事、日中に手配し明日中には配送される予定でした」


「やっぱりこんな手軽に購入出来ると知らなかった訳だ、世代差だな遠藤?」


「そこまで年ではありませんよ私は、社長こそ年令にそぐわないような格好で‥
もう少し私生活はマナーがあると思っていましたが違いましたか」


「余計なお世話だ、俺のプライベートは俺のもんだ、仕事とプライベートに差の無いお前に言われる筋合いは無い」


ちょっと!?
薄々は知っていたけれど、朔夜叔父様と遠藤さんの辛辣バトル、それもこんな駐車場でどっちも買うなんて‥‥何を考えているのよ!


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