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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?
「癖って‥‥
何時もこんな事をしている訳?」
「流石に毎回は‥‥」
「仕事の時は抑えてはいるぞ?」
「‥‥‥はぁ‥‥‥」
とにかく無理矢理でも横槍を入れた事で、遠藤さんの毒気は抜けたみたい、見た目じゃ分からないけど、一度火が点いたら熱くなるのが遠藤さん‥
丁寧口調の静かな怒りは、逆に怖くない??
「まあ迎えが来たんだから素直に帰りな、俺は普通に帰る‥‥じゃあな」
サングラスを外し、そのままの格好で行っちゃった朔夜叔父様‥‥もしかして朔夜叔父様の方が引いてくれた??
「やれやれ‥‥‥
買い物はそれで全部ですか?」
「‥‥えっ?
ああ!ラジカセ以外はそう買いたい物も無かったから、これで全部です」
「では帰りましょう‥‥
帰って来ないのに連絡は無しと、心配していましたよ?」
「‥‥みんなで過保護‥‥」
「譲りません、これだけは‥‥」
後部座席を開けようとする遠藤さんを止めて、さっさと助手席の方に乗った、これは最近の私の癖‥
仕事外なんだからと、半ば無理矢理遠藤さんを押し切っているのよね、お嬢様扱いは勘弁だって。
それに対し、あまり言わなくなった遠藤さん、正式の時以外は割と私の意見の方を聞いてくれる‥‥少しだけど丸くなったとは思う。
「屋敷に着くと0時にはなるでしょう、夕食はどうしますか?」
「コンビニ‥‥かな?
途中で寄って欲しいな遠藤さん?」
遠藤さんが運転し、スーパーの駐車場を抜け早乙女邸方面へ、コンビニに寄ってくれるかは怪しいけれど・・・