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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第3章 享受2ー祖父が残したもの‥‥
「美紀様‥‥はぁ‥‥‥」
「っっあっ!」
耳元で吐息のように囁けば、ピクッと美紀様は身体を震わせる、こんな些細な事でさえ敏感に反応されると、止まらないのは私の方。
頬に手を掛け上を‥‥私の方を向かせ、私はまた美紀様にキスをする、その潤んだ瞳に惹かれながら‥‥
「ちゅるっ‥‥はぁはぁ‥‥」
「んっ!
遠藤‥‥さん‥‥激しい‥‥」
「激しいキスはお嫌いですか美紀様?」
「・・・・・」
美紀様はそれには答えず、唇を会わせ舌を絡めて来る、それに応えるように自分の舌を美紀様の舌に絡め奪う私‥
激しくそして気持ちの良い快感、キスだけで此処まで高揚するのは美紀様が初めての事、それくらい美紀様とのキスは快感が伴う。
「あっ‥‥ちゅっ‥‥んっんっ‥‥」
「もっとこうしてキスをしていたいです‥‥はぁぁ‥‥」
夢中に美紀様の口内を貪り、美紀様のぬくもりを感じ、はっきりと性的興奮状態の私だが、これ以上突き進む気は‥‥無い。
欲しくて欲しくて堪らなくても、超えられない一線と美紀様との約束、それがギリギリの私の理性、私なりの抑え、私を繋ぐ鎖‥
私の方が望んだ、適当な女性との一夜の関係よりも、キスだけでも美紀様に触れたい私の心が今の私と美紀様の関係。
理解して囚われる事を望んだ私、少しの間だけ美紀様に触れられるのならば、他など必要も無い‥
それほど叶わない思いに囚われているのは確か、だけどこうしていたい私の唯一の意思。