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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第3章 享受2ー祖父が残したもの‥‥
「美紀様??」
「だ‥‥大丈夫、少し身体の力が抜けただけ、ごめん遠藤さん‥‥」
「いえ‥‥私も過ぎました申し訳ありません」
「‥‥‥うんん‥‥‥」
勢い余って落としてしまった美紀様の身体を、ただしっかりと抱き締めるだけに止め、私の方は何とか気をまぎらわそうと必死。
とはいえ抱き締めているが故に、美紀様のぬくもりがダイレクトに伝わり、落ち着くものも落ち着かない‥
あまり美紀様には知られたくない、性的興奮状態で硬く勃起してしまっている私を、流石にバツが悪すぎる。
「・・・遠藤さん?」
「何でしょうか??」
「‥‥辛い顔してる‥‥」
「・・・
気にしないで下さい‥
今は美紀様が落ち着く方が優先です」
「‥‥でも‥‥」
「その先は言わない方が良いですよ美紀様?」
「・・・・・」
美紀様が少し動いたので、抱き締める腕を少々強くしたが、反射的に私を見る美紀様の表情は、性的魅力溢れる女性の表情‥‥私ですら見た事が無かった1人の女の顔。
「っっ!?」
それに驚いたのは私の方で、その妖艶な魅力に惹き込まれそうになる‥
妖艶でいて純粋、それなのに欲情に彩られるその強烈な魅力。
不味いと思い、美紀様の髪に頭に触れ、多少強引ながらも私の胸の中へと引き込んだ‥
あのまま見ていたら、私でも理性が崩れる‥‥そう一瞬の判断で取った行動。