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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第3章 享受2ー祖父が残したもの‥‥



「全て承知の上です‥
それでも私は美紀様が好きなのですよ、だから自分を下卑る事はお止めになって下さい‥
汚いと言われれば私も同じ、噂になるまで女性を誘惑し求め自分の鬱憤を吐き出していたのですから同じ事」


「うんん、遠藤さんのはまだ綺麗さが残ってる、でも私は綺麗さの欠片も無い汚い凌辱行為‥
私の意思じゃ無かったにしろ、ボロボロになるまで凌辱された傷だらけの身体‥‥そんな自分を下卑たくもなるんだよ、遠藤さんに好きと言われる資格さえ無い私なんだよ‥‥」


久しぶりの超後ろ向き発言‥
私は誰かに愛して貰えるような綺麗な人じゃ無いもの、ただ紀永の事だけは彼奴に凌辱される前の話で、私の心の拠り所。


まだ綺麗だった頃の私に残ってる唯一の幸せな思い、だから私は親子と理解していても紀永から‥‥紀永の腕の中から外に出る事が出来ないのかも知れない‥
他の男性を全て怖れて‥‥



「‥‥好きに資格が要るのですか?
一度そんな事があったからと、全てを否定するのですか??
ずっとそうして逃げるつもりですか美紀様、私は私の思いに従ったまでの事です、そして美紀様が好きなのもまた私の心、見た目じゃないその心が重要だと思いませんか‥‥こうして優しい美紀様に心惹かれたのですよ私は‥‥」


そう言って、遠藤さんは外なのに私を抱き締めた、強くしっかりと遠藤さんの意思で。


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