この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?
「‥‥‥凄っ‥‥‥」
「何が凄いのかな美紀?」
私の部屋に入って来たのは紀永‥
そんな紀永は、私が持っていた書類に目を通して苦笑い中。
「懐かしいね‥‥
改装はするが業務は止めず、それが前会長の意向だった‥
私の方は系列のスペースを空かすのに苦労したよ、本社1フロアーで100人以上の大移動、確か無理矢理系列の1社を空かした‥‥だったかな?」
「資料的には、系列統合で他の系列スペースに回してる‥‥」
つまり、1社分の業務を多数ある系列に割り振り、同じ業種は統合させ逆に力を付けるように細分化‥
系列1社を深く読み解かなければ出来ない事だよ。
「ついでだから全系列の見直しも同時に行い、今の系列の基盤になっているのだが、悪い選択では無かった」
もう少し箱の中身を確認すれば、出て来る出て来る統合移動の採決書類‥
そしてファイルには、その同時の系列業務一覧がびっしり、この資料を作るだけでどれくらいの時間が掛かったんだろう?
「これ全部?
気が遠くなりそう」
「ほんの数ヵ月の話‥
この手は恵美里叔母の得意範囲で、力を貸して貰ったとも言うかな‥
そして今の遠藤の基盤になっているのも恵美里叔母の情報網、叔母の伝手は早乙女とクラスター社どちらにも強い、だから今年は遠藤の出番が多いのだよ」