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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?
そう言えば、今年は数年に一度の系列子会社の査定見直し年だって、新年の顔合わせで紀永が言っていた‥
私は執務室経由でタブレットから見ていただけだったのよね、上手く紀永が逃がしてくれたとも言うよ?
「遠藤さんメインなんだ」
「正確には遠藤が持つ恵美里叔母の独自サーバーが正解‥
流石に今は遠藤だけではね、本社サーバーも使い2重の洗い出しにはなっている、年末に美紀も手伝っていた筈だよ?」
「うん、あった‥
今年と言いながら、去年の内に終わらせたやつ‥
気が抜けている内の査定だったの?」
「そういう事、今からやると高業績だけ出すのを防ぐ為に、事前にやってしまう経営学の基礎中の基礎‥
この手は上手く身に付いているね美紀?」
「最低限は1人でやっていたから何とか‥」
紀永の話の前から、経営学には手を出していたんだよね、ただ経営学という学問であって実績は伴わないのが痛いところ‥
だから、こうした実務資料は一番役に立つ、でもやっぱり経営は実務経験0、何とかならないかなこれ??
「基礎はあるのだから、問題は実践の方‥
そうだね‥‥‥」
珍しく紀永が考え込んじゃった‥
実践と言われても、今の私では実践という話では無いでしょう。
システム課と会長室と米国でいっぱいいっぱいの私の1日、その隙間でこれをやっているんだから余裕なんて一切無い現実。。