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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
少ないからこそ此処に居るのに‥
それにしても、倉原父って此処が指定席な訳!?
「‥‥で、倉ちゃんは何をやってたの?
まさか倉原主任と待ち合わせとか??」
「それは無いです結城さん‥‥
あっちはあっち、私は私ですから待ち合わせなんてしません、私は休憩ついでにこれをやっていただけです」
結城さんと堀之内部長にタブレットを見せても問題なんて無い、だって数字しか表示されていないから‥
これで分かったら驚きだよ?
「なんだこれは?」
「なんだろう?
数字‥‥アプリ系??
前に数字アプリってゲームが流行ったよな」
「‥‥それに近いと思います‥‥
数字を操るのはゲーム感覚ですし、良い頭の運動になりますよ?」
「仕事中に散々英単語と数字を見ていて、昼休みも数字か‥
倉原君の頭は、絶えず動いていないと駄目なようだ」
「俺だったら昼休みまでは勘弁‥‥」
「絶えず動かしている方が柔軟性が出ます、私は‥‥やっぱり目標に向かって走りたいから、この方が良いみたいです」
「目標‥‥なるほどな」
「???」
知っている堀之内部長は納得顔、対して結城さんは不思議顔‥
目標が誰かなんて、今は言えないけど、こうして動いている方が私らしいの。