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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
真面目で固い遠藤さん、でも私は知っている、真面目だからこそ爆発すれば大きい事を、プライベートで見た遠藤さんは熱くて激しい人だって‥
だからこその私という抑え、それが遠藤さんを苦しめていると知っているくせに、遠藤さんがああ言うから、やっぱり継続中。
「倉原君は遠藤主任の事を良く知っている、普通は言えないよ‥‥どちらかと言えば気位が高い、そんなイメージなんだ」
「‥‥さあ‥‥
一番良く知っているのは私では無いのかも知れません、私はただ見たままを言っているだけで、本当に知っているのは屋敷の中でただ1人だと思います」
「ああなるほど、6年間の付き合いは伊達じゃないわけだ」
「違いますよ、子供の頃からの付き合いらしいです、数少ない両手を広げて歓迎する人‥‥誰から聞いたのかな?
‥‥‥ああーっ!本当に時間ギリギリ!!
先に行きますね堀之内部長!」
遠藤さんの話で忘れそうになっていた、私の方が休憩時間ギリギリだって!
化粧室にも行く暇無く、自分のデスクに座り社員証を翳して一息、これで休憩終わりと認証されるんだもん、一息くらい吐くよ。
(はぁ‥‥慌ただしいんだから‥‥)
日中の私は1社員、時間は正確に‥
社会人のルールでしょうこれ?
遠藤さんや堀之内部長は、この枠に当てはまらないから、比較的自由に行動するけれど、今のところ私はルールの枠外はしないつもり、これ以上目立っても良い事無いもん。