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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
そんな事を考えていれば1日は早い‥
定時に仕事を終わらせ会社を飛び出し、途中でみんなの教訓通りに胃薬を調達、使うのかなぁといぶかしみながらも早乙女邸到着。
「お帰りなさいませ美紀様‥
会長と祖母が客間でお待ちしています」
「ただいま‥‥
着替えてから客間に向かいますと、伝えておいてくれるかな遠藤さん?」
「勿論です」
流石に一般社員用のリクルートスーツじゃ不味いでしょう?
急ぎつつもシャワーを使い、屋敷用の服にチェンジ、膝上くらいのフレアースカートにフワフワのトップス、それに髪を下ろしたままが屋敷用の格好、かなり無難な線を選んだつもり。
「遅くなりました‥‥」
その格好で1階の客間を覗いて見れば、会長姿の紀永と柔らかい雰囲気の恵美里叔母様、それにスーツ姿の外の人かな?そんな人達が数名集まっていた。
「おかえり、待っていたよ」
「まあ美紀さん、お披露目以来ね?」
「ただいま帰りました‥
恵美里叔母様、お披露目の節はお世話になりました」
此処は一番大きい客間で2部屋続き、全員手前の部屋に居て、奥のソファーで寛ぐ会長姿の紀永と、ニコニコと私に話し掛ける恵美里叔母様、そして入り口付近に外の人達‥
でもこれで何があるの?
紀永も共犯らしいし、いまいち理解出来ない状況だって事は分かる。