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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
「後伊織、美紀が表立って外出する際、基本的には伊織が付く事になる、最低限以上のドレスコードは必要になるのだから、一緒に採寸と生地合わせをするように‥」
「ですが会長!?」
「聞く気は無い、私が必要と判断したまでだ」
「・・・・・」
何時ものように‥‥とは、遠藤さんもいかなかったみたい、会長紀永に押し切られ、仕方が無くとも私達の輪の中に入って来た。
「あら大丈夫よ、伊織さんのは既存ブランドからの選択になるもの‥
ああそうそう、宝飾品は孝一郎が使わないと私のところに置いて行った物を使えば良いわ、せっかく父が孝一郎が産まれたお祝いと言ってくれたのに、孝一郎ったら全力拒否なんですもの困った子よね」
「‥‥はあ‥‥
父は早乙女否定派ですので嫌だったのでしょう」
「そうなのよね‥‥
孝一郎だけ、何故かしら??」
遠藤さんのお父さん、つまり孝一郎叔父様は外交官で、早乙女とは関わりを持ちたがらない‥
殆どが海外生活、これは外交官という職業上仕方が無いけど、たまに日本に帰って来てもすぐ飛び出してしまう‥‥らしい、早乙女に‥‥恵美里叔母様に捕まる前に。
「・・縛られる事無く生きたいのでしょう父は、真面目過ぎて早乙女とは合わない、そう言っていましたね」
「孝一郎さんらしいわね本当に‥‥」