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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
「・・・・・」
こういう時は、ちゃんと祖母と孫するんだ遠藤さんも、あまりプライベートは見ないし聞かないから新鮮な感じ‥
そして私は会った事が無い孝一郎叔父様、遠藤さんが溢すほど真面目な人なんだね、だから裏がある早乙女とは合わない。
「良いわよ伊織さん、後は好きな生地を決めて頂戴」
「はあ‥‥どうも私はその手に疎いようで‥‥
おばあ様が決めても良いのですが‥‥」
「・・では伊織の分は私が決めよう」
「会長が‥‥ですか??」
採寸が終わり、スーツを着直している遠藤さんは驚き顔、なのに紀永は楽しそう‥
さっきからずっと端末を見ているし、何か考えているのは間違いないよこれ。
「不服かね?
伊織よりは目があるつもりだが??」
「‥‥いえ‥‥」
今日は終始会長対応、こうなると弱いのは遠藤さんの方、逆らえないじゃない会長紀永には、何となく見過ごされている感はするけど、それを言っちゃ不味いでしょう?
「美紀さんはこっち、1着だけ先行で作って貰ったの、着替えて見てくれるかしら?」
出されたのは、月白(ゲッパク)色と呼ばれる、限りなく白に近いけど青色が混じった綺麗な色のドレス‥
でも紫吹デザイン感満載なの、強調される胸と少し中央スリット、これに宝石類を叔母様が選び、私は隣の部屋に押し込まれちゃった・・・