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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
(伊織の方も意識改革が必要かね)
頑なに私の第1秘書の立場を崩さない伊織、将来の事を考えれば伊織は秘書以上の立場に行ける存在‥
今のところは、私と美紀が抑えなってしまっているが、何れは重役クラスにと思っている。
まだ伊織には言う気は無いが・・
(美紀に伊織、後1人確実なのが欲しいところ)
プログラマーの美紀、情報の伊織、残るはエンジニア‥
この3点を抑えれば、クラスター社は円滑に動く‥‥とは言え今はエンジニアの有力候補が居ないのが痛い。
朔夜叔父のような優秀なエンジニア、果たしてこの早乙女内にいるのだろうか?
それすらも甚だ疑問、まあ時間はまだあるのだから、気長に探すしか手はない‥‥今は‥‥
「出来上がったわよ紀永さん」
「・・・・・」
伊織の方を終わらせ、少し考え事に耽っていれば、恵美里叔母が美紀を連れて隣の部屋から出て来た。
「ほう‥‥
流石は紫吹碧だ、要点だけの説明だったというのに、しっかりと仕上げて来ている」
月白色のカクテルドレス‥
胸元が少し多目に空いてはいるが卑猥さは無く、中央スリットも膝下が見える程度、それでいて美紀の細さを存分に出すシンプルなデザイン。
宝飾品は私が始めの頃に購入した物‥
初めて気に入ったアクアマリンのブレスレットに、合わせるように購入したネックレス、イヤリングは逆にシンプルな物を選んだか、流石叔母の見立ては正確。