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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第5章 享受4-またもやニアミス
一旦それぞれの部屋に分かれた後、着替えて私の部屋に来た伊織に、私の個人所有の宝飾品を見立ててやり着替えは一応終了。
ふただびエントランスに集まれば、上流階級の人間らしい3人組の出来上がり‥
こうなると美紀も伊織も覚悟は決める、それ相応の対応はするだろう。
「さて行くかね」
「そうですね伊織さん?」
「ええ美紀さん」
相変わらずお披露目の時の態度は崩しておらず、正式に外に出るのならば"伊織さん""美紀さん"と呼ぶのにもだいぶ慣れたらしい‥
私の方が心境複雑なのは、この際隠しておくべき。
流石に伊織に運転させる訳にはいかなく、屋敷から運転手を1人付け行くのはEAホテル‥
場所的には慣れた場所なのだから、問題があれば最上階の専用客室に登ってしまえば済む事‥‥そう私も楽観視していた・・
EAホテルに入れば、早速支配人が飛んで来る、これは通常なので構う事は無い。
「お待ちしておりました会長」
「ああ、準備は出来ているかね?」
「勿論です、こちらへどうぞ」
支配人の案内の元、中層階にあるレストランへ‥
スタッフ全員の出迎えは面倒だが、個室を選んでいるのだから、食事中はそこまで邪魔は入らないとは思う。