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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第5章 享受4-またもやニアミス
和食だが広いテーブル形式であり、美紀のこの姿でも問題は無く、美紀と伊織を向かい側に座らせ、私は1人上座に着く。
「‥‥留学前も良かったですけれど、此処の夜景も綺麗‥‥」
「最上階では無いが、見晴らしは悪くない」
「そうですね会長」
たわいもない会話だが、留学前のような不自然さは無く、美紀も成長したかと思ってしまう‥
伊織に関して言えば、子供の頃から一般マナー教育は受けているのだし、私の第1秘書という立場上、何かと同席する事が多いので全く問題無い。
「しかし伊織、何故和食選択なのかね?」
「こちらのホテルはテーブル形式なのは把握していましたので、一番合っているものと考慮致しました」
「そうね‥‥
洋食も良いですが、このドレス姿で和食もまた面白いですわ伊織さん」
「美紀さんは和食党でしたね」
「日本人、和食が一番合うのもまた確か、伊織の選択に間違いは無い」
とは言え‥‥意外に洋食より面倒なのが和食の世界‥‥まあ無難にこなすだろうが、伊織も思い切った選択をしたもの。