この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第5章 享受4-またもやニアミス
(ほんの少しの視点の変化、美紀はしっかり身に付いている‥
表向きに出す事に何ら問題が無いのならば、残るは人脈と横幅)
私と祖父のやり取り、それは視点というより着眼点に固定観念を入れない事、それにより普通は考え無いような考えが浮かぶ‥
そして美紀が気付いたように話し方の癖、私が言葉にするより早く美紀は吸収してしまっている。
主義主張考え方、美紀は全て予想以上の能力を発揮し、逆に私が教える事の方が少ない‥
努力と天才の差、こう言ってしまえばそれまでだが、私が受け継がなかった天才の素質‥‥私が見ても羨ましい限りとは‥‥
(出来れば伊織と2人で継いで欲しいと思う私と、手離したく無いと思う私‥
困ったものだね、難しいせめぎ合い‥‥)
隣同士で仲良く会話をする美紀と伊織を見て思う、私はどうしたいのかと‥
私自身の心と、会長としての心、衝突する2つの思いに決着を付けるのは、まだ先の話であり、今はもう少しだけこのままで・・・