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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第5章 享受4-またもやニアミス



「大丈夫だそうです」


「そうか、伊織はどうするね?」


「私は‥‥早乙女邸に戻ります‥
朝お迎えに‥‥」


「そうか‥‥
行こう美紀」


「はい、では伊織さん」


「楽しい夜を美紀さん」


形式通りの挨拶を交わし、遠藤さんと別れ私と紀永だけで最上階の特別室へと向かった・・




「どういう風の吹き回しだい美紀?」


特別室に入れば紀永も通常会話、この手の切り替えは紀永が一番上手い‥
というより慣れ?



「‥‥朔夜叔父様と一緒に居た女性、遠藤さんとどんな関係?」


「またストレートに来るね」


「多分朔夜叔父様達は食事だけだと思うから、手っ取り早く聞いて見たの」


私の勘が当たりだったら、私ってとんでもない事をしてしまったかも‥
そう思ったら、紀永に超ストレートに聞いてしまった。



「遠藤とか‥‥
某らあったのは確からしい、ただ遠藤の方が彼女を振ったと、朔夜叔父からは聞いていた」


「やっぱり知っていたんだ」


「偶々当日に朔夜叔父に電話してしまい、やむ無く話したが正解じゃないのかな?」


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