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第5章 享受４-またもやニアミス

(勢いで飛び出したけど、何て言えば良いのかな私)


私と遠藤さんは殆ど何も無いのと同じ、だけどリュカさんって人は遠藤さんと関係があった‥
でも、ただ早乙女会長のお嬢様だからという免罪符は嫌、そして紀永は振ったと言っていたけれど、あらかさまに態度が変だった遠藤さん、もしかしたらって思って此処に来てしまった。


もし遠藤さんに、少しでもリュカさんに対する気持ちが残っているのだったら、遠藤さんを解放してあげようと。


私の独りよがりかも知れない‥
本当は違うかも知れない‥
見た通りかも知れない‥


どれが正解か分からないけど、逃げちゃ駄目だとは思う‥
先ほどの態度じゃ、リュカさんが傷付いて当たり前だから。



(だけど朔夜叔父様‥‥)


多分朔夜叔父様とも関係がある、そして理由も理解出来る、１８才の私を考えれば答えなんて簡単‥
だけどね、朔夜叔父様はあれで硬派だから誠実に向き合ってはくれるとは思う、でもそこまでで、これ以上発展はしない。


もしその気があるんだったら、朔夜叔父様は当に再婚していると思う‥
だからこそ心配なのよ。